
古い 握り鋏
古道具屋で古い握り鋏を見つけたので、資料調査的に研いでみました。
ストッパーの役割をする段差が無いので、古い時代のものです。そんな時代のものを持って来るお客さんが居るかというと、錆はさて置き、お家に伝わるものだからできれば使ってゆきたいという要望があるんです。
研いでみたところ、片方の切っ先の鋼が研ぎ減って無くなっていました。そこで両方の切っ先を3ミリほど詰めました。古い時代のものは、鋼の付きが全体的もしくは、部分的に少なかったりするのでそうなりやすいのです。
そして、ほどき鋏として使いやすいように片方の背を丸くしました。
あえて研ぎ料金を設定するなら、2,000円。