巨大な握り鋏がやって来ました。全長19㎝あります。
「ほどき鋏」と言って、洗い張りのためなんかのために和服をほどく作業専用の大きな握り鋏がありますが、全長は12㎝ぐらいです。現代では、まったく使わなくなってしまった「握り鋏型の裁ち鋏」や和弓の矢に使う「矢羽根鋏」はもっと長いので、いったい何に使うのかと戸惑いました。おまけに、真新しいので、骨とう品でもない。
お客さんの言うには、日本髪を結う時に使うとのこと。
それなら、減ってしまっていても、確実に需要のある道具。真新しい訳が分かりました。
元結というコヨリを切っ先あたりで切るのだけど、切れがわるくなったということです。
研ぎ料金は、1,600円。
機械傷は、取り除いたので次回は、もう少しお安くできると思います。