研ぎ:グルーミング用品

研ぎ直し発生:キューティクルニッパーの研ぎ

キューティクルニッパー

半年か1年に1度程度ですが、研ぎ直し案件発生します。

「先の部分は切れるけど、元が切れない様に感じる」と言うことでした。刃はちゃんと付いているのですが、刃の間の遊びがありすぎたのでした。

ものすごく細かいですが、写真でもかろうじて刃の間の隙間が見て取れると思います。握りこめば「直し前」の隙間でも閉じて対象物が切れますが、ご依頼主はそこまで力を入れて握りこむわけではなかったので「元が切れない」となった訳です。

では、元の隙間も無くせば良いのかというと、そうすると今度は先が切りにくくなってしまいます。先の方は細くなっていますので、力が加われば刃はたわみます。対象物が厚かったり硬かったりすると、刃の方が逃げてしまいます。そこで、元の方に隙間(遊び)を作っておくことで、切っ先により力がより加わる様にしています。

その「遊び」加減と「握る力」加減によっては、元の隙間が閉じ切らないことになり、結果「元が切れない」となってしまいまいます。そういう場合は「遊び加減」を調整すれば良いので、研ぎ直しをいたします。

ご依頼主の「握り加減」は、こういうやり取りが無いとわからないので、遠慮なくリクエストくださると良いです。

 

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