「もらった裁ち鋏。研ぎに出しているようだけど、もう錆びて切れないから」とやって来た裁ち鋏。
小刃は太くなって弧を描くはずの刃線はすでに崩れています。おまけに閉じても切っ先が閉じません。出張してくる研ぎ屋さんは時間に余裕が無いから、こういうことがあります。いわゆる「急ぎ働き」というやつです(今、命名しました)。
切っ先が開いてしまう場合「急ぎ働き」なら、エボ(ヒットポイント)を削って短くすれば閉じるのですが、それも見落としています。ウチの場合、エボを削るのは最後の手段で、基本的に型直しをすることで先を合わせます。
裏も錆びて凸凹なので、スキ直しました。
研ぎ料金は、2,800円。
(通常研ぎ:2,000円、型直し:400円、裏スキ:400円)