ジョイント考【#11】

ホーム研究ノート
ニッパー・グルーミング用品

11-1.ラップジョイント

11-2.ボックスジョイント

キューティクルニッパーやフットケアニッパーのジョイントには「ラップジョイント」「ボックスジョイント」2種類があります。

そして、新品のキューティクルニッパーのジョイントは、やや固めになっています。これが使っているうちにすり減って柔らかくなりついにはガタつきが生じます。このガタつきが両の刃のズレを生み結果、研いでも切れ方が「何んか変」な感じをもたらします。一切り目が抵抗なく切れても二切り目がブツンと抵抗を感じるといったようなおかしな感じになります。

そのため、ジョイントのガタつきをなくすために調整します。ラップジョイントの場合は軸をカシメれば比較的楽に調整できますが、「ボックスジョイント」の場合は、やや難しくなります。高級品になると本体が硬すぎて締めることができず、「不可」となることが今までにほんのわずかですが有りました。硬い鋼を変形させようとすると割れてしまうことがあるからです。柔らかい鋼で作ってある廉価品の場合ジョイント部分が初めからガタガタな場合がありますが、柔らかいので、色々とやりようがあります。高額品であっても海外製は柔らかい鋼が使ってある場合が多いので、何とかなります。

悩ましいのは、新品並みにガタツキをなくして固くすると、ご依頼主は緩いのに慣れてしまっているので、「使いにくくなった」という評価を受けてしまうことです。それとても、ご依頼主とやり取りをし、再調整をすることで解決してゆきます。

(2020年5月)

 

バネ考【#12】

ニッパー・グルーミング用品

© 2020 研ぎや大須|愛知県名古屋市中区