
12-1.ばね色々
ニッパーのバネにはいろいろあるのですが、意外にも片バネを好むネイリストが多いです。「意外」というのは、ほかのバネに比べて「ギシギシ感」が伴う場合が多いからです。フィット感については、使用者にしかわかりませんので、まあそういうことだと思っています。ウチとしては、接点部分やしなりを調整してギシギシ感の低減に努めます。(フィット感が変わってしまって再調整というオチもあります。)

12-2樹脂使用
写真12-2のように、接地部分を工夫してギシギシ感を出さないようにしているものもあります。
「コイルばね」をキューティクルニッパーで使っている例は見たことがありません。
「シリンダースプリング」はなかなか手が込んでいて、使いやすいに違いないと思いますが、壊れやすいのが欠点です。シリンダー内蔵のコイルバネが極度の圧縮を受けて、破断してしまうからです。
(2020年5月)