首切り/ギロチン ニッパー
「首切りハサミ」とか「ギロチン」とか言われているネイルニッパーです。
ドイツ製でとても力を掛けやすい形をしています。つまり「力で切る」のを前提にしているのです。体格の良いドイツ人にくらべて華奢な日本人が使うと刃を閉じ切ることができずに切残しが出てしまいます。
「研ぎ前」では中ほどに相当な隙間が出来ます。体が華奢な人でも「フンッッ!!」という感じで力をこめれば、このような隙間も閉じ切って切残しなど出ないのですが、そこまでやっても居れません。ということで、「隙間を無くして切残しが出ない様にしてほしい」というご依頼でした。ご依頼通り隙間を無くしましたが、設計思想が国内メーカーのものと違うので思った様には使えないと思います。
日本人は、切れ味で切ろうとする傾向にあります。だから、国内メーカーもそのように設計してニッパーも作ります。ご依頼主にはそのように説明しました。