お寿司屋さんからやって来た出刃包丁です。忙しい中、切れる刃を作ろうと頑張っていたのがわかります。
何も考えずに研いでいると、地金が柔らかいために鋼より先に研ぎ減らしてしまい、刃が「寝て」いってしまいます。ところが、この出刃包丁は、「寝る」どころか「立って」いっているので、少しでも早く切れる刃を付けようという苦心の跡が見られます。
そうすると、刃の角度が高いので材料に切り込みにくくなります。そして、切っ先にまで手が回っていかないので全体の姿も崩れてゆきます。(刃の角度「出刃包丁」編【研究#14】を参照のこと)
もっと早めにお持ちいただければ、普段の仕事も楽だったとおもいますよ。
研ぎ料金は、2,300円。(研ぎ料金←こちらをクリック ’22年4月から料金の改定があります)
・・・キューティクルニッパーも包丁も研ぎは、名古屋「研ぎや大須」をご利用ください。・・・